長野県小布施町にある小布施ワイナリーは、のどかな田園風景に囲まれた少量高品質のワインづくりを目指しているブティックワイナリーで、自社農場産ワイン専用葡萄100%使用であること、輸入ワインを一切混ぜない自製酒100％にこだわりワイン醸造をしている。
そのワイナリーが、雪と厳冬でワイン畑仕事ができない数週間だけワイン造から離れ、全量純米で長野県産美山錦のみを使用して、ごく少量を趣味で日本酒（Sake)を醸造している。代表銘柄は、Sogga pere et fils。
4月になると趣味の日本酒（Sake)、日本酒醸造の痕跡すらないワイン農家に戻ると言う。
日本酒造りがメインの酒蔵でワインも醸造している酒蔵はこれまで聞いたことがあるが、ワイン造りがメインのワイナリーで醸造された日本酒との出会いに好奇心が掻き立てられる。
「ヌメロアン」サケ エロティック 生酛
LE SAKE EROTIQUE NUMERO UN , Junmai,Kimoto
OBUSE Winerry
日本酒ラベルの解説には、辛い恋慕や狂おしい恋愛を経た男女のみわかり得る退廃的な香味のSakeとして、Sake Erotiqueとした名付けられたと記されている。
長野県産美山錦100%を使用した純米酒で、自然の乳酸菌から乳酸を培養した伝統的な酒母造りの製法、生酛造りで清酒造りのベースとなる酒母ができている。
旧協会1号酵母使用（ノスタルジーに浸れるミルキーな香味が特徴のラベルに記載）。精米歩合59％、アルコール度15度。
外観は淡いシャンパンゴールド。
白葡萄、ビーチ、米由来の生米様な上立香、味わいは上立香同様な白葡萄の爽やかな落ち着いた甘み、穏やかな酸を感じ、アフターテイストはすっきりとドライ。余韻は短い。
