今週から2026年の9月が始まりました。この時期と言えば、夏の感じも秋の感じもどちらも楽しむことができるので私はとても好き。夏の暑さの厳しい時期に飲んだ日本酒のことを思い出したり、これから涼しさの訪れと共に深まる秋の日本酒に想いを馳せて、楽しい日常の時間が流れます。
まだまだ汗ばむ陽気の外出後に、クーラーが効いた部屋で喉の渇きを和らげてそっと寄り添う日本酒。リピートするなら、この夏に飲んだ中尾醸造の「誠鏡 純米スパークリング」。まずボトルの外観が、薄い水色のガラス瓶から伝わる質感と淡いティファニーブルーのラベルで、とても涼しげです。
中尾醸造は広島空港から車で25分の広島県竹原市に酒蔵が有り、明治4年(1871)の創業から150年以上創業する老舗酒蔵。主に「誠鏡」、「幻」の銘柄シリーズを展開しており、まず「誠鏡」は初代が世に生み出した広島に根付いた歴史ある銘柄、そして「幻」はリンゴ酵母で醸す大吟醸を中心としたブランド。「幻」に使われているリンゴ酵母は、中尾醸造が14年の歳月をかけて2000種以上を試し、発見・開発したもの。銘柄の違いを理解した上でこの純米スパークリングを楽しむと、一層味わい深い。ボトルを眺めると、瓶内二次発酵により微発泡しており、わずかに薄濁りしている。これぞ純米スパークリング。ライトな発泡感と純米系の心地良さを味わおう。

誠鏡 純米スパークリング
原材料:米(国産)・米こうじ(国産米)
原料米:広島県産米100%
精米歩合:65%
アルコール度数:13度
酒蔵名:中尾醸造、広島県竹原市
📒 テイスティングノート 📒
外観:微発泡しており、細かな泡が静かに立ち上がっている。
わずかに白く霞がかっている色合い。グラスを回すと粘性はややある様に感じられる。
香り:穏やかなシトラス、ライチを思わせる香り、シロップの様な甘やかさや、奥には白玉の様なニュアンス
味わい:上立香と同様に、シトラス、ライチ様の柔らかな酸味とまろやかな甘味が瑞々しく口の中に広がり、米由来の白玉のような優しい味わいも感じられる。後半は軽やかに消えていくように余韻は短く爽やか。

夏の暑さ疲れも出てくるこの時期、「お疲れさま」と自分にも言いたいですね。
発泡感とともに広がる、瑞々しく軽やかな味わい。純米系の魅力とスパークリングならではの軽快さを味わえる一杯。
